朝も夜も使うソファーベッド。ウレタンのへたりは防げるのか?

ウレタンのへたりは防げるのか?

座り心地を決める縁の下の力持ち

「座り心地がかため」とか「柔らかめ」ってよく言いますよね?

あれは実はウレタンの厚みだったり、密度の差によって座り心地に差が出ているのです。

そう、ソファーの座り心地の大部分を決めているのが「ウレタン」です。

ウレタンの断面図
ウレタンの断面図

ソファーの耐久性を決めるものは、大きく分けて以下の3つです。

  • 1.表面材(ファブリックやレザー等)
  • 2.クッション材(ウレタンやフェザー等)
  • 3.構造(スプリング等)

このうち、クッション材としてほとんどのソファーに使われているのが「ウレタン」です。

見た目がおしゃれなソファーでも、実は見えない所で私たちのおしりを支えてくれているのがウレタンなんですね。

そもそもウレタンとは

ウレタンとは、原油からとれる素材に添加剤を加えて生成されるものの総称です。

ウレタンの中でもソファーに使われるものは「ウレタンフォーム」と呼んでいます。

専門的でないざっくりとした説明をすると、「泡がたくさん集まっているもの」がウレタンフォームだと思ってください。

無数の泡(セル)からできているため、軽くてクッション性のある特徴をもつ素材になります。

この「泡」がへたりの原因となります。

へたらないウレタンってあるの?

私たちの知らない所で大活躍しているウレタンですが、残念ながら、いつかはへたる運命にあります。

ウレタンは空気をたくさん含んでいるのですが、その空気の気泡が潰れてしまうことで、へたりとなって出てきます。

特にソファーベッドは、昼はソファーとして座り、夜はベッドとして寝るわけですから、通常のソファーよりもはるかに負荷がかかっています。

通常のソファーと比べて、ウレタンがへたりやすいのはソファーベッドの宿命です。

「へたりにくいウレタン」は存在しますが、「へたらないウレタン」は存在しません

ウレタンは消耗材なんです。

なるべく長持ちさせるために

ウレタンはいつかへたってしまう存在ですが、へたりにくくする工夫はできます。

ウレタンのへたりを防ぐためには、コイルスプリングなどの補強材の入った商品を選ぶというのも一つの手ではありますが、補強材が入っていたとしてもウレタン自体はどうしてもへたってきてしまいます。

なるべく長持ちさせる方法として、座面や背面に別のクッションを用意することや、なるべく一箇所を重点的に使用せず座面全体を均等に使用することがあります。

また、ベッドとして利用する際に、ソファーベッドにそのまま寝るのではなく、敷き布団をご利用すると、ウレタンへの負荷が分散され、より長持ちします。

座り心地をとるか、耐久性をとるか

へたりにくいウレタンというのは、おおざっぱに言ってしまうと「かたいウレタン」です。

密度の高い(泡が少ない)ウレタンは耐久性は高くなりますが、その分、座り心地がかためになってしまいます。

そこで、やわらかい座り心地を残しつつ、なるべく耐久性を上げようとする工夫が、かたいウレタン(チップウレタン)の上にやわらかいウレタンを重ねる方法です。

ソファーの構造
ソファーの構造

ソファーベッドの購入の際に、参考にしてみてください。